#33 アフリカで起きた悲劇

僕はこれまで、サッカーとは関係なく一人旅でアジア、アフリカ、ヨーロッパを訪れたことがある。

今日書くのは、去年訪れたアフリカのタンザニアで起きた悲劇について。

 

タンザニアにはキリマンジャロに登頂するために来ていた。

その時はすでに登頂を終え、町に戻りお世話になったガイドさんや荷物持ちにお金を払うために銀行に向かっていた。

300ドルを報酬として彼らに渡さなければいけなかったので、その分のお金をクレジットカードの海外キャッシングで引き出そうとした。

 

しかし、ATMにカードを入れて操作しても”not available”でお金が降ろせない。

どうやら利用額の限度を超えていたらしい…

 

ガイドさんに事情を説明して、近くのWI-FIが繋がる所に連れていってもらい、インターネットで解決策を見つけようとした。

WI-FIを繋げとりあえず母に電話をかけた。

「もしもし、キリマンジャロ登頂したよ!そんなことより金がない…」

 

登頂の余韻に浸ることなく、事情を説明し、母からカード会社に掛け合ってもらおうとしたが、カード保有者本人でないと受け付けてもらえなかった。

日本大使館に行ってお金を借りるにも、この町からは遠すぎる。

 

結局、インターネットを繋げても解決策が出ないままツアー会社に戻った。

明日の昼まで待ってほしいと伝え、ガイドと荷物持ちには帰ってもらった。

 

その時の手持ちは約70ドル。

日本に帰るフライトが隣国のケニアからだったので、帰るためにはケニアに向かわなければいけなかった。

ケニアに入るためにビザが50ドル、バスが20~30ドル、黄熱ワクチン接種15ドル。

給料を渡すどころか、ケニアにも行くお金がなかった。

すべてクレジットカードで済ませようという考えが生んだ悲劇だ。

 

1人で考えても埒が明かないので、ツアー会社に相談しに行った。

自分の尋常じゃない焦り察したのか、ツアー会社の人は僕にご飯をごちそうしてくれた。

今泊まっているホテルの料金も滞納している自分にとっては貴重な飯だった。

 

その時対応してくれたのは、カミル(25歳)という男で、僕は彼にこんな提案をした。

「キリマンジャロに登る前にここで払った手配料金を現金で返してもらい、その分はカードで払わせてほしい。」

 

キリマンジャロに登山に前日に、ここのオフィスにはツアー代として、約360ドルを現金で支払っていた。

ツアー代はカードで払い、その分を返してもらえば給料を払うことができる。

 

ここのツアー会社にはカードで払う機会がなかったが、カミルが頑張ってくれた。

カミルの友達のツアー会社連絡して、カード決済してくれるところを見つけてくれた。

 

そして、無事に提案通りに事が進み、九死に一生を得た。

以下の図のようなお金の流れを経て、無事にお給料を渡すことができ、僕もケニアに出発することができた。

 

人の優しさとお金の大切さを知ったし、どんなことがあっても、なんとかなるだろうという考えが身に付いた旅だった。

この経験は今後の海外挑戦に役に活かせるだろう…

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