#196 どうせ無理
今日オーディオブックで聴いていた『NASAより宇宙に近い町工場』という本で、
「どうせ無理という言葉をこの世からなくしたい」という言葉があった。
著者の植松さんは、小さな町工場から宇宙開発に勤しみ、町工場から宇宙へを夢見て取り組んでいる。
「どうせ無理」という言葉が飛び交う世の中で、自分の可能性を信じどうすれば実現できるかを常に考え行動してきた人だ。
自分が無理難題をやれば、後から続く人も出てくるし、そうすることで「どうせ無理、出来ない」という言葉を世の中からなくせると考えている。
この本で僕も似たような思いがあるなと思った。
僕もよく、その経歴じゃ無理、今の実力じゃできないという言葉を貰う。
でもその才能、経歴がないのは、ある意味この夢を追う前提条件みたいなもので、なくて当然、ないからその夢に価値があるというか、ないからこそ目指すべきなんだと思っている。
できないから目指すわけで、簡単にできるようなことは夢とは言わない。
「この程度の奴がこのくらいやれるのか、じゃあ自分もできそうかな」
そう思われ、自信をつけてもらえたら僕にとって最高なこと。
僕は1年前、初登山で標高5800m越えのキリマンジャロという山への登頂に挑戦した。
家族はもちろん、友達からも、「それは無理だよ、せめて富士山登れるようになってからにしな」と散々言われた。
それでも実際に登頂してしまった。
これをこれからの人生に共通して言えるかはわからないけれど、「無理だ」と思った時点でその先の景色は見られなくなる。
それは失敗することより恐ろしいことだと思う。
「どうせ無理」言いたいことはわかる。
だけれどそれで何もしないのはもったいなすぎる。
「どうせ無理」を自分の辞書から消し去り、「できるために何をしたらいいんだろう」と考え行動していきたい。
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