#313 えんとつ町のプペルと自分
昨日「えんとつ町のプペル」という映画を見に行った。
星が見たい少年の物語なんだけど、えんとつ町は煙突から出る黒い煙で空を覆われ、星空が見えない。
「星なんてあるわけがない、星を見ようとするなんて邪道だ。現実を見ろ」
町の人々は少年を馬鹿にし、嘲笑う。
そんな人々に「なんで見たこともないのに、ないと言うんだ。ないかもしれないけど、あるかもしれないじゃなか!」
みたいなことを言う。
この少年の言動は父親譲りで、彼の父親も星があると信じていた。
少年も父親の星の話が大好きだった。
町の人々に「星なんか信じてもろくな大人になんねえぞ」と馬鹿にされ、
父親は「子供の未来を勝手に決めるな!」と。
少年も「僕の未来を勝手に決めるな!」と言うシーンもある。
結局少年の父親は異端児として、政府に殺されてしまう。
そんな夢を持てば笑われて、声を上げれば叩かれる世界で、少年は星を見るために行動を起こす。
僕が1年前「海外でプロになるんだ!」と夢を見た時、同じようなことがあったなと思いだした。
「サッカーで海外なんていけるわけがない」、「君の実力でできるわけがない」、「黙って就職しろ」。
そういうのは決まって、ここは安全だと座っている大人たちにそう言われる。
この映画に出てくる大人たちのように。
「自分がやったこともないのに、なんでできないと決めつけるんだ」
本当に悔しかった。
「就職したほうが君の将来の為だよ。」
「俺の未来を勝手に決めるな!」
現実でも、夢を持てば笑われて、声を上げれば叩かれる世界。
それでも僕はこの映画の少年のように、自分の見たい星に向かって進みたい。
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