#386 原因論的な考え

新しいことを始めるとなると、「新しいことをしてうまくいかないのが怖いから行動できない」

という言葉をよく聞く。

 

「○○だから△△できない」

というのは、○○という原因に対して、行動が制限される受け身的な考えを「原因論」という。

 

ただ最近読んだ本の中で出てきた、アドラー心理学ではその原因論を全否定していることが興味深かった。

 

アドラー心理学では、人は自らの目的の為に行動を選択できるという、主体的な「目的論」という考えがされている。

何か目的のために、いろんな過去の経験を利用して理由づけている。

 

「新しいことをしてうまくいかないのが怖いから行動できない」

というのは、目的論的な考えでいうと、自分が本当は変わりたくないから「うまくいかないのが怖い」という過去のうまくいかなかった経験を利用し、行動しない理由を作っている。

 

他にも怒る、泣くというのも、「あなたが○○だから怒っている泣いている」

のではなく、相手を支配したいという理由のもと、怒りや涙を利用してその行動を起こしていると考え。

 

目的論という考えの良いところは、結局すべての行動は自分次第だという意味で前向きであるということ。

「○○だから△△できない」

といった周りの環境や過去の経験を言い訳にはできないのがこの考えである。

 

だからトラウマとか自分の生い立ちとか、あんまり関係ない。

何か理由をつけてやらないのも、それが原因論だ!って客観的に見て行動を起こすも、全部自分次第。

 

自分は過去に目を向けた原因論と、未来に向けた考えの目的論では、後者の考えの方が好きだなと思った。