#9 原点
「海外でプロサッカー選手になる」
この夢の原点となったのは、高校1年の時に行ったポルトガル遠征だった。
僕の高校では、1年の時に海外遠征があり、希望者は3週間の間遠征することができる。
毎年行く国は異なり、僕らの代はポルトガルだった。
現地の優良コーチたちにトレーニングしてもらい、サッカー戦術をたくさん学んだ。
またポルトガルの強豪のポルトやベンフィカ、スポルティングのユースと試合することもあった。
正直フィジカル面では大きな差を感じるも、技術的にはあまり差を感じなかった。
それよりも衝撃だったのが、現地の人たちのサッカーへの強い思いだ。
当時、僕らの拠点が小さな田舎町で、そこのクラブのチームと試合をした。
相手はめちゃくちゃ弱いのだが、そんなチームにもたくさんのサポーターがいた。
トレーニング施設にはカフェがあるし、試合会場では物売りが現れる。
やはりそれだけサッカーの存在は現地の人たちとっては大きく、サッカーのある所に人が集まるようになっている。
日本ではサッカーはサッカーでしかないが、ポルトガルのような国では、サッカーは生活の一部として愛されている。
現にポルトガルでは、老若男女話した人全員が自分の好きなクラブチームがあった。
サッカーが生活の一部にあるような国でサッカーをしたい。
だから海外でプロサッカー選手になりたいと思うし、当時の記憶が原点となっている。
そういう国とても素敵ですね!
そんな国でサッカー選手になるのが夢です