#32 高校の時の間違った悔しさ

高校の時のサッカー部では、悔しい思いをたくさんした。

その中で、今でも覚えている悔しくて、腹が立ったことがある。

 

当時は気が短く、時期が時期でピリピリしていたんだなと思う。

今考えると、そんなことは気にするべきことではなかった。

それくらいの小さな出来事である。

 

僕が3年生の時の秋、最後の大会メンバーがもうじき発表されるという時期だった。

その時の自分の立ち位置は、2番手チームのFW選手で、トップチームには同じポジションの選手が後輩を含め5,6人いた。

その人たちを蹴落として、自分はトップチームに入らなければいけない状況だったけど、こいつなら勝てると思う選手は何人かいた。

 

ある日、そのうちの一人の選手がSNSに投稿していた。

「新しいスパイクを買ったから、これで選手権頑張ろう」

それを見て、「まだメンバーも発表されていなければ、試合にさえ出ていなかったやつが選手権のメンバーに入った気でいるじゃねえ!」と頭に来た。

 

だから、こいつを蹴落として入れ替わりで入って、その投稿をしたことを後悔させてやるという気持ちで、それ以降のトレーニングに励んだ。

結果、見事そいつを蹴落として、僕は選手権メンバーに選ばれた….

となれば良かったのだが、結局僕はメンバーに入れず、そいつを超すこともできなかった。

応援席で、新しいスパイクを履いてプレーする彼の試合を見守っていた…

 

今考えると、そんなことは気にせずに自分のことだけに集中すべきだった。

彼を蹴落とすとか、後悔させるだとかそんな小さなプライドを充実させるために高校サッカーをやってきたわけではないのに、それに気が付かなかった。

 

当時、共に2番手チームのFWを組んでいた選手に、その時の投稿を見せて共感を求めたことがあった。

彼は「あまり気にせずにやろう」と言い自分のことに集中していた。

結果、彼は最後の大会でメンバー入りしていた。

 

目的を間違えると思い描いていた未来にたどり着くことはできない。

僕と2番手チームの選手は、トップチームに入って活躍するという目的のためにメンバー入りを目指していた。

彼は目的を変えずに努力していた一方で、僕は途中からあいつを蹴落とすことが目的になっていた。

 

間違った悔しさを持ち、最後の最後で目的を変えてしまったことに気が付いたのは最近だ。

もちろん実力がなかったと言えばそれまでだが、考え方1つでもっとうまくいっていたかもしれない。

今後は何事にも実力を付けると共に、考え方にも気にして過ごしていきたい。

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