#385 知っているだけでも
最近はミャンマーのクーデターのニュースが良く取り上げられる。
調べて少しまとめてみたので、書いていきたい。
ミャンマーは1962年から軍事政権で、市民は貧困、軍は豪遊という不平等な状況が続いていた。
1988年にはアウンサンスーチー率いる国民民主連盟が結成され、そこから数十年に渡り反対運動が続いた。
その甲斐あって、2015年、2020年選挙により国民民主連盟が勝利し、軍政が終わり、民主化の道を歩みだした。
のだが、2021年の2月に軍は「この選挙は不正だ」と反対し、アウンサンスーチーを拘束、国の権力を再び軍が握りだした。
これにより今の軍事クーデターの始まり、といったわけである。
現地ではネットワークが遮断され、「市民のプライバシー安全保護法」を一時停止することを発表。
これにより、令状なしに市民を逮捕したり、家宅捜査したりやりたい放題。
つい先日、情報発信を続けていた日本人ジャーナリストも軍に拘束されてしまっている。
人が目の前で撃たれる光景を目の当たりにしているのが今のミャンマー。
日本で生きていて、自分たちの生活が脅かされることはまずない。
それだけ平和で安全な生活ができているから。
遠く離れたミャンマーという国にどうしろというわけではないが、関心を持つことは大切なことだと思う。
自分も2年前に、当時香港の民主化デモの時に香港経由で他の国に行くことがあった。
デモの舞台が空港だったので、もしかしたら自分の飛行機が運航休止になるかもしれなかったので、SNSで「迷惑だ」的な投稿をした。
あとで詳しく調べると当然そのデモは自分たちの国がかかった抗議活動。
やらなければ何も変わらないという自分の人生をかけた戦い。
そんなこともわからずに、自分のことしか考えていない発言をしたことがひどく恥ずかしかったし、もし香港の人が聞いたら傷つけていただろう。
というような自分の惨めさを痛感する経験があったので、こういった他の国の状況を知ることは重要。
恥をかかない、誰かを傷つけないためにも無知では行けないと思うので、知っておこう。
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