#299 数秒早く
本日は所属クラブでの活動がなかったので、地元のクラブの紅白戦に参加してきた。
南米でプレーしていた選手と話をする機会があって、たまたまロシアワールドカップの日本とベルギーの試合の話題になった。
残り時間わずかでベルギーの大カウンターから失点し負けてしまった試合の、あのカウンターの場面、当時彼は南米のクラブの選手や、町のおじさんに、
「なんであの場面、ファウルをしてでも止めなかったのか。うちの国ならありえない。」
的なことを言われたらしい。
彼は「日本ではそういったサッカー指導は良くないこととされている」
と答えると、日本ではサッカーやりたくないな、と言われたらしい。
確かに自分もブラジル遠征で指導を受けた時に、ファウルをしてめちゃくちゃ評価されたことがあった。
ゴールを決めたくらい褒められた。
日本ではファウルをすると、指導者から怒られる。
そこは大きな違いだと感じる。
さて、ベルギーのカウンターからの失点、その後家に帰ってきて、動画で振り返ってみたけど、
ファウルで止められるほど、ベルギーの選手に日本の選手にたちは追いついけていなかった。
ピンチをファウルで止めることも大事だけど、ファウルで止められるくらいの相手との距離感を詰めることだったり、独走させないための攻守のトランジションというのがそれ以上に必要である。
ゴールキーパーからのリスタートで始まり、シュートが決まるまで、わずか14秒。
当時の失点はロストフという都市で起こったことにちなんで、ロストフの14秒と言われている。
1秒早く気が付いていれば、という場面は今後サッカーやっていれば必ず起きる。
数秒で泣くことがないように、トレーニングを重ねたい。
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