#436 自分の視点以外で
ワールドカップアジア予選のときに来日した、ミャンマー代表の一人が、ミャンマーへの帰国を拒否したというニュースが話題となっている。
少し前からミャンマーはクーデターによる情勢不安で、すごいことになっている。
そのため、帰国することは危険と判断し、一人だけ帰らなかった。
家族や友達に危害が及ぶかもしれないが、日本政府に対してはミャンマー政府が正しいことができるように助けてほしい、というように言っていた。
この選手の行動に対して、日本人ならどう思うだろうか。
YouTubeのコメントを見ると、「国民の税金で擁護されるのは無理」とか「何のために日本にきたんだ」、「自分のことしか考えていないだろ」という批判が多かった。
自分は全部違うなと思った。
日本人の立場で考えれば、なんでそんなことするのと思うことも、相手の立場で考えれば想像できることがある。
自分がミャンマー人なら、あんな恐ろしい国に戻るなんて絶対嫌だと思うし、帰国しないという考えがあって当然だと思う。
それにもし、自分が勇気を持ってここで帰国拒否すれば、日本、または世界が注目して、ミャンマー政府の間違いを正してくれるかもしれない。
可能性は低いかもだけど、アクションを起こさないと何も生まれない。
そう思って決断して今回の行動に至ったのかもしれない。
つまり何が言いたいかというと、自分の立場、自分が見えていることだけで物事を判断するのはナンセンスだということ。
自分は勇気のある行動だと思う。
もう頼るものが他国の政府しかいないと感じれば、助けを求めてもいいと思う。
何事においても自分以外の立場で物事を考える。
そうすればもっと平和で、優しい世界になると思う。
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